時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

国際

SDGsに対する疑問(その3)

アメリカで「グリーン・ニューディール」を叫ぶ人々が炭鉱や石油産業の労働者に向かって「太陽光発電事業に転職しろ」と言い放ったという話を書いた その「太陽光パネル」の多くは中国生産されていることは周知の事実だと思う その中国であるが国別の「SDGs…

SDGsに対する疑問(その2)

「SDGs」の目標に「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」とある しかしクリーンエネルギーは概して高コストであり貧しい人々にとってより多くの負荷がかかる たとえば太陽光発電を導入できる家とできない家がある どうみても導入できない家と貧しい家で…

SDGsに対する疑問(その1)

「SDGs」とは「持続可能な開発目標」の略称である 17の目標が掲げられており、1つ1つの内容には「なるほど」と思うようなものが並んでいる しかしどうにも腑に落ちないのである 企業はこれらの目標を目指す姿勢(達成するとは言ってない)を示すことで企業イ…

サヨクとウヨクと世界潮流

「貧困化するウヨクとブルジョア化するサヨク」の続きといえなくもないが、こうしたことは日本だけで起きていることではなく、全世界的に起きていることのように思う イギリスのブレグジットにドイツの右派政党の台頭、フランスの黄巾党の暴動 何よりトラン…

世界の成長と日本の成長(失われた20年)

「失われた20年」において日本経済はほぼゼロ成長で推移してきた 安倍政権で若干成長したのだが、今回のウイルス騒ぎはその微々たる成長をを吹き飛ばすに十分なマイナスになるだろう さて「失われた20年」において世界はどうであっただろうか? ここで各国名…

「バイデン VS トランプ」ではない

これを誤解している人がとても多いのだが、バイデンさんもトランプさんも両陣営にとって前面に押し出された神輿に過ぎない その本体は神輿を押し出した「国民」なんだということ 実際にトランプさんが「やめてくれ」「もうあきらめた」と言ったところで、ト…

アメリカ リベラル左派の誤解

少し前に「選挙は民主主義の根幹でその信頼性が揺らぐことは民主主義の危機」という話をしたと思う ただ、こうやって現実に起こると改めて考えさせられるものがある たとえばリベラル左派のメディアやFBやTwitterが自らの正統性を主張しても、それを聞いた人…

アメリカの今後

今後のアメリカについて個人的な予想をしてみたい ここまでは予想通りというか想定内というか・・・まともに収まる訳がないと思っていたのだが トランプさんに関してはほぼ終わったと思ってる 政治家というのは日和見だから共和党の政治家たちもトランプさん…

バイデンさんに対する現時点でのまったく個人的な主観による感想

これまでのバイデンさんの発言をみれば、状況の深刻さを理解しているようにみえる バイデンさん自身は民主党であれ共和党であれ古き良きアメリカを取り戻そうという思想の持ち主なのだろう こうしてみるバイデンさんは、共和党的(保守)な思考の民主党の大…

戦争と軍事力

昨日の少しだけ続き 「戦争とは政治以外の手段を持って行う政治の一部である」 これは「戦争論」でグラウゼヴィッツが言った言葉だ 戦争とは国際政治(外交)以外の手段の国際政治(外交)の延長線上にあり、政治目的を達成する手段の一つとして存在する そ…

外交・軍事を軽視する日本のアカデミズム

坂本龍一氏「戦争は外交の失敗と定義されている。攻めてきたらどうするんだという人がいるが攻められない様にするのが日々の外交の力。それを怠っておいて軍備増強するのは本末転倒」 これを聞いて「日本もここに極まった」と今更ながらに再認識した 言うま…

高福祉国家の幻影

【現場から、新型コロナ危機】スウェーデンで見捨てられた高齢者https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4150148.htmlそもそもこれが「スウェーデン流」なのだが・・・「欧州の国々は高福祉で医療が無料で・・・」と得意げに言う人がいるが実態はこれで…

脱炭素社会が生み出すもの

脱炭素社会の推進は最終的に世界を破壊すると思っている なぜかといえば「脱炭素社会」とはブルジョア(金持ち)の道楽に過ぎないと思っているからだ 今後、人類はコストを負担できる極少数の人間と負担できない大多数の人間に別れていくだろう 「脱炭素社会…

連邦最高裁判断とアメリカの分裂

米最高裁、トランプ氏逆転に向けた訴え退ける 「最終闘争」も門前払いhttps://www.sankei.com/world/news/201212/wor2012120019-n1.html 記事には訴えを「棄却」とあったが正確には「却下」である 「却下」理由なのだが「テキサス州に訴訟を起こす法的資格が…

アメリカの落日

バイデンさんが尖閣を保護するかどうかで議論がなされている まったく無意味な議論であるのは確かだが、一方で米国の出方次第で「在日米軍は今すぐ出て行け」という話になるのだろう アメリカが日本防衛を負担しないなら「在日米軍」が存在する意味などない…

「商売は綺麗事ではない」人権問題とNIKE(ナイキ)

「ウイグル強制労働防止法」は新疆ウイグルにおける人権弾圧や強制労働に対して関係する企業に制裁をするという法律である 既に米下院で406対3の大差で可決し、上院での採決。大統領の署名で正式に成立する可能性が極めて高いのだが、この法案に対してアップ…

新大統領と米国の世界戦略

良いことか悪いことかといえば悪いことではあるのだが、アメリカ大統領に誰がなるかは今後のアジア太平洋においてはあまり重要ではない 何故かといえば東シナ海で何かをする主導権は既に中国側にあってアメリカ大統領には無いからだ つまりは先手の習近平氏…

アメリカ登録有権者数の疑問

半強制的に18歳以上を登録するシステムがない限り全人口に対して70%以上というのはちょっと考えられない話だと思う 全米で18歳未満が平均22%、さらに登録できない外国人に法的失格者・・・など 日本は日本国籍のある人間で住民票があれば自動的に選挙人名…

米大統領選挙のその後

米大統領選挙の結果がどうなるのか? というのは今の段階では何とも言えない。今後は間違いなく裁判闘争に移行していくだろうし、そうとう長期に渡りグダグダの状況が続くだろう・・・ バイデンさんが大統領になった場合。その初めから正統性を疑われる大統…

台湾有事

人民解放軍が台湾海峡を渡る中国側の絶対条件が「第一列島線」の確保。つまり台湾海峡を安全に渡りかつ南シナ海から東シナ海へのシーレーンを確保するためには、日米艦隊を東シナ海から完全に締め出さないと現実的でない。 そのために沖縄の確保と拠点化(第…