時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

思想

判断の基準を「属人的」なものに置く人間の価値判断は信用できない

判断の基準を「属人的」なものに置くとは「誰それが言っているから正しい」とか「誰それのやっていることだから間違いだ」ということだ 行っている事自体や言動の内容ではなく「誰が」を判断の基準に置く人間がいるこれは頭の良さや知識の量などには一切関係…

リベラルとリベラルのねじれた思想

「リベラル」を日本語に直訳すれば「自由主義」である 「自由主義」の「自由」は何に対してか? ということだが、これは「権力」に対してである 「権力」と聞くと日本では良い印象を持たない人が多いのだが(これは教育の失敗)たとえば「権力」には生活保護…

非合理なエネルギー政策と信仰心

例えば古い原発をすべて廃炉しにて、最新鋭で安全性も出力も高い原子力発電所を少数建設する そうすれば安全性を確保した上で総数が減らせ出力も大きくなるだろう しかし現実は新規に原発を建設できる情勢にはなく、一方で電力も足りないので古い原発を動か…

マスコミの選民意識

終了かどうかは私たちが決めます。 終了かどうかは私たちが決めます。https://t.co/v4VPjj0wBl — 堀内京子 Kyoko Horiuchi (@Kyoko_quetta) 2021年2月4日 まあ朝日新聞らしい物言いである ここまでくると逆にアッパレといいたくなる マスコミこそが社会の決…

サヨクとウヨクと世界潮流

「貧困化するウヨクとブルジョア化するサヨク」の続きといえなくもないが、こうしたことは日本だけで起きていることではなく、全世界的に起きていることのように思う イギリスのブレグジットにドイツの右派政党の台頭、フランスの黄巾党の暴動 何よりトラン…

貧困化するウヨクとブルジョア化するサヨク

前に「赤旗」の「先祖代々続く練馬の農地を守れ」という趣旨の記事を見た 外環道の建設に反対するという記事だが 共産党が「先祖代々続く農地を守れ」とは青天の霹靂である 既にメーデーなどでは労働者の権利そっちのけで憲法9条を守れという主張に終始して…

「倫理観」というおかしな主張

「倫理観」という言葉を最近やたらと耳にする 「倫理」とは何かについては昨日話したが、要するに人間が社会生活を円滑に行うための規範でありルールである そして「観」とはなにか? だが、これは察する力のことである すなわち「倫理観」とは「空気読め」…

道徳と倫理

「道徳」と「倫理」はよく使われる言葉であるが、具体的にこの違いを理解して使っている人はどれくらいいるのだろうか さきに結論を書いておくと 「道徳」とは「教え」である 「倫理」とは「人間社会のルール」である もう少し説明すると「道徳」は神様であ…

言論の自由とは

「言論の自由」とは民主主義の根幹である などということはわざわざ言うまでもない事だと思う しかし昨今、どうにもこれを理解してない人を度々見かける ということで「言論の自由」とは何か? についていま一度考えてみたい 「言論の自由」とは憲法で保障さ…

民主主義は大変難しい

民主主義に関して書こうと思ったが、これが大変難しい 概念自体は単純明快で「人民(国民)主権」の一言で片付くのだが 実際上は「コレが民主主義」というものが確立されているとは言い難い 理由は簡単で数百、数千、数万、数億人という人間の意思を統一する…

「人種差別」と「敵愾心」

外国人に対する一部のウヨクの感情は「人種差別」ではなく「敵愾心」からくるものだと思っている 「差別心」は他人に指摘されると「良心」に訴え抑制されるものだが「敵愾心」は他人に指摘されるとさらに掻き立てられる 「差別」というのはある種のイジメで…

人類の進歩はどこまで来たのか

「人類の進歩は行き着いてしまった」という人がいるのだが、このように考える人は思い上がりも甚だしいと思う たぶん今から100年後の未来の人々から現代人のことを見れば「昔の人はバカだった」と思うだろう 何故なら人類は今まですっとそうだったからだ 実…

共産主義とは何か?

先に断っておくとこれは「ネタ」です 「コミュニズム」という言葉の元となったのは「コミュニティ(共同体)」であるのだが、正直なとこ多くの人が明確にこれが「共産主義」だというものがよく分からないでいるのだと思う。 唯物史観だとか無神論だとか、マ…

「社会主義」は敗北したのか?

今日「社会主義は資本主義に敗北した」という事になってはいる 確かに「社会主義」はソビエト崩壊とともに失敗に終わったのだが「資本主義に敗北した」というより「自滅した」という方が正しい解釈ではないのだろうか そもそも「社会主義」は、封建社会が「…

「資本主義」は勝利したのか?

「資本主義」というものが終焉を迎えつつあるのではないかとこの頃思う 確かに社会主義という壮大な実験はソビエトの崩壊で失敗に終わった では「資本主義」は勝利したのだろうか? 今のところ「資本主義」「社会主義」に勝利したのは確かなのだが、一方で現…

「社会主義」の反対は「自由主義」

これは簡単な話で「自由を認めれば格差が生まれる。平等を求めれば統制が必要だ」ということ 当たり前の話なのだが、これは「自由」と「平等」という対立軸の中で、社会を「平等」に寄せようとすれば「個人(自由)」より「社会(平等)」を重視する必要が生…

統治の正統性

アメリカ大統領選挙が混乱している しかしバイデンさんがなるにせよトランプさんがなるにせよ、それとは関係なくアメリカ大統領の「正統性」が失われたということが今回の最大の問題なのだと思う 「正統性」が失われると何が問題かと言えば、政策実行に対し…

封建時代の常識

かつて長男は家督を継ぎ次男以下は長男の予備であり女子の至っては道具でしかないという時代があった・・・ こんにちでは「古く間違った常識」と思われている・・・が、古くはあるが間違っていたかどうかは封建時代の理解が必要だ・・・ 封建時代に限らす人…

民族主義と近代国家

封建領主の時代の説明でピラミッド型社会という言い方がよく出てくるが、これは必ずしも正しいイメージをではない・・・ 近代国家というものが縦に割られた社会なら封建社会は横に割られた社会ということができる たとえばロシアの貴族はフランス語を話すこ…

徴兵制と近代国家

近代の徴兵制はフランス革命による近代国家成立から始まった 戦争は王族・貴族の特権ではなく主権者国民のものであり、国防は国民義務となった つまり国民国家がなければ徴兵制もない。近代の徴兵制は民主主義や民族主義などと同じく近代国民国家成立ととも…