時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

社会

専門家の専門性

ネット上で医療の専門家でもないのに病気について語ったり、法律の専門家のでもないのに法律について語ったり、軍事の専門家でもないのに軍事について語ったりする人をよく見かける 聞くところによれば、実際の診察でも医師の診断にネット記事を持ち出し意見…

裁判所は「真実」を明らかにする場所ではない

まず裁判に対する基本的な誤解がある 裁判は「正しさを証明」する場所ではなく「被害を救済」する場所 つまり裁判に勝っても「正しさを証明」することはできない なにか問題が発生した現場に判事も検事も弁護士も居合わせたわけではない だから本当の真実な…

ワクチンについて

ワクチンの問題はワクチンは必ず一定数の副反応があるということである 副反応の被害より効果のほうが遥かに大きいのであれば、ワクチン接種に意味がある しかしメディアはこうした客観的な思考ができない層を狙い撃って不安を煽る これに対する対処法はデー…

原発賛成派ではない理由

反原発というほどではないが、自分は基本的に原発賛成派ではない その理由について説明したい 原発が危険だとか放射能が怖いだとかそういう話ではない 福島で事故が起きた時、東電役員が一列に並び頭を下げた しかし、あの役員の中で技術畑の人間は一人もい…

非合理なエネルギー政策と信仰心

例えば古い原発をすべて廃炉しにて、最新鋭で安全性も出力も高い原子力発電所を少数建設する そうすれば安全性を確保した上で総数が減らせ出力も大きくなるだろう しかし現実は新規に原発を建設できる情勢にはなく、一方で電力も足りないので古い原発を動か…

外国人犯罪

最近、外国人の犯罪のニュースが良く流れるが、これについて思うところがある 「そもそもこの外国人は誰が連れてきたのか?」ということだ 産業界は人手不足の解消の為にいろいろ理屈を付けては外国人労働者を受け入れてきた これは海外の安い労働力を求めた…

SDGsに対する疑問(その3)

アメリカで「グリーン・ニューディール」を叫ぶ人々が炭鉱や石油産業の労働者に向かって「太陽光発電事業に転職しろ」と言い放ったという話を書いた その「太陽光パネル」の多くは中国生産されていることは周知の事実だと思う その中国であるが国別の「SDGs…

SDGsに対する疑問(その2)

「SDGs」の目標に「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」とある しかしクリーンエネルギーは概して高コストであり貧しい人々にとってより多くの負荷がかかる たとえば太陽光発電を導入できる家とできない家がある どうみても導入できない家と貧しい家で…

SDGsに対する疑問(その1)

「SDGs」とは「持続可能な開発目標」の略称である 17の目標が掲げられており、1つ1つの内容には「なるほど」と思うようなものが並んでいる しかしどうにも腑に落ちないのである 企業はこれらの目標を目指す姿勢(達成するとは言ってない)を示すことで企業イ…

マスコミの選民意識

終了かどうかは私たちが決めます。 終了かどうかは私たちが決めます。https://t.co/v4VPjj0wBl — 堀内京子 Kyoko Horiuchi (@Kyoko_quetta) 2021年2月4日 まあ朝日新聞らしい物言いである ここまでくると逆にアッパレといいたくなる マスコミこそが社会の決…

マスコミの体質

イージス艦「あたご」と漁船の衝突事故というのがあった 当時、大きな話題になったのは覚えている人も多いだろう では、最終的な結論を知っている人はどれくらいいるだろうか? 横浜地方検察庁は当直士官2名を業務上過失致死罪などで横浜地方裁判所に起訴し…

フェミニズムとナチズム(森喜朗氏発言からの一連の出来事)

某ブロガーのツイートを見たのだが・・・ 私が望んでいるのは彼の辞任ではなく、このクラスの男性たちの再教育。中国共産党やってたみたいに再教育キャンプとかに入れたほうがいいんじゃないかと思うよ いや、さすがにどうなんだろう? 個人的には森喜朗氏発…

切り取り報道と世論誘導(森喜朗氏発言からの一連の出来事)

日刊スポーツに森喜朗氏発言の「全文」なるものが載った https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202102040000029.html これと毎日新聞の発言抜粋との比較が話題になっている 毎日新聞「森喜朗氏「文科省がうるさくいうんでね」 JOC評議員会で…

森喜朗氏発言について思うこと(森喜朗氏発言からの一連の出来事)

森喜朗氏の発言が話題になっている 最初の報道を耳にして「またいつものやつか」と特に気にするような話ではなかったのだが、メディアの過熱報道からの国際問題化・・・ そして辞任の流れを目の当たりにしてある種の「異常性」に恐怖感を覚えた では、森喜朗…

思惑とは真逆の主張をする人々

反差別界隈にこんな事を言っている人がいた 「ウヨクに人権などない」と もうこの時点で反差別とはなにか?という疑問が湧くのだが 「多様性のある社会」でも書いたが、こうした言葉は自分が他人を叩くための方便 つまりは彼らにとって「差別」も「多様性」…

多様性という名の多様性の欠如

「多様性のある社会へ」という人がいる だが何故かそういう人に限って自分の理解できないものに対して不寛容だったりする 「多様性のある社会へ(オタクは除く)」「多様性のある社会へ(ウヨクは除く)」などなど・・・ 特にフェミニストと言われる人たちの…

貧困化するウヨクとブルジョア化するサヨク

前に「赤旗」の「先祖代々続く練馬の農地を守れ」という趣旨の記事を見た 外環道の建設に反対するという記事だが 共産党が「先祖代々続く農地を守れ」とは青天の霹靂である 既にメーデーなどでは労働者の権利そっちのけで憲法9条を守れという主張に終始して…

「司法」の信頼性

「推定無罪」というのは本来は権力に対して不利な市民のための制度である 「推定無罪」とは権力側が犯罪を証明できなければ市民側の勝ちであり、市民側が無罪を証明する必要はないというもの 国家権力と個人の力関係から生まれた民主司法の大原則だ しかし権…

道徳と倫理

「道徳」と「倫理」はよく使われる言葉であるが、具体的にこの違いを理解して使っている人はどれくらいいるのだろうか さきに結論を書いておくと 「道徳」とは「教え」である 「倫理」とは「人間社会のルール」である もう少し説明すると「道徳」は神様であ…

「言論の自由」と「言論統制」

トランプ大統領のアカウントが停止されたということが話題になっている SNSの運営が自己の判断で言論の統制をすることが許されるのかということだ 「個人企業の自由だろう」という意見もあるが、SNSを運営する企業は「プラットフォーマー」として、アメリカ…

言論の自由とは

「言論の自由」とは民主主義の根幹である などということはわざわざ言うまでもない事だと思う しかし昨今、どうにもこれを理解してない人を度々見かける ということで「言論の自由」とは何か? についていま一度考えてみたい 「言論の自由」とは憲法で保障さ…

新型コロナウイルスについて思うこと

ウイルスの感染力と病状は反比例するものだが、今回の新型ウイルスもどうやら同じ経過をたどるらしい 変異が発見されたとマスコミは大騒ぎするが、変異は概ね弱毒化しているようだ これも考えれば「弱毒化=感染拡大」という話なのだろう 当然の話だがウイル…

裁判の誤解

裁判結果に納得がいかなかったり不当判決だという人がいる これらの原因に裁判の仕組みやマスコミの偏向報道などがあり、いよいよ混乱する訳だが、この混乱を避けるためには基本中の基本を抑えておく必要があると思う裁判というのは基本的に「救済」を目的と…

高福祉国家の幻影

【現場から、新型コロナ危機】スウェーデンで見捨てられた高齢者https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4150148.htmlそもそもこれが「スウェーデン流」なのだが・・・「欧州の国々は高福祉で医療が無料で・・・」と得意げに言う人がいるが実態はこれで…

「弱肉強食」と「弱者救済」

「弱肉強食」という言葉がある 「弱いものが死に強いものが生き残る」という意味で、最近はあまり使われない言葉だが、それでも好んで使う人はいる しかし最近は「弱肉強食」という言葉はツッコミどころが多い言葉ではなく「適者生存」という言葉を使う人が…

日本という社会主義国家

「日本国臣民はみな同じく天皇陛下の赤子であり、身分門地の差や階級や貧富も関係なく、皆平等に皇恩に浴する」 という社会主義国家の話をしよう まあ、それはさておき・・・ 日本人というのは古来より社会主義が好きである(私見) 「古来から社会主義があ…

自動化と人員過剰

「社会の自動化とAI化が進めば人間がいらなくなる」 よく聞く話である しかし本当にそうなるかについては色々疑問がある 例えば「トラックは自動化されトラックドライバーは不要になる」という事を得意げに言う人がいる けれども今はどこでも荷役は荷主では…

民主主義は大変難しい

民主主義に関して書こうと思ったが、これが大変難しい 概念自体は単純明快で「人民(国民)主権」の一言で片付くのだが 実際上は「コレが民主主義」というものが確立されているとは言い難い 理由は簡単で数百、数千、数万、数億人という人間の意思を統一する…

脱炭素社会が生み出すもの

脱炭素社会の推進は最終的に世界を破壊すると思っている なぜかといえば「脱炭素社会」とはブルジョア(金持ち)の道楽に過ぎないと思っているからだ 今後、人類はコストを負担できる極少数の人間と負担できない大多数の人間に別れていくだろう 「脱炭素社会…

政府財政を出すことの目的

国が財政を出すというのは(減税含む)手段であって目的ではない 目的は資産の偏りを是正して国内にお金の循環を作ること これがデフレ脱却なのだが、財政を出すというのはみんな抱え込んで使わないから「政府」が先頭を切って大盤振る舞いしましょうという…