時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

雑記

都合のいい線引をする人

フェミナチの話の流れで面白い理屈を聞いた なんでも「萌え絵は害悪だがアメコミは健全」というものだ 懸命に屁理屈を並べる様はなかなか滑稽なものがあった 萌え絵に限らずこの様な自分に都合のいい線引をする人というのがいる たとえば「ネトウヨ」なるも…

よくわからない空気感

緊急事態宣言が一応解除になったようだ 振り返れば緊急事態宣言というのはどうにも飲食店の時間短縮のことらしい このところ夕ラッシュ時の混雑が酷い 特に飲食店が閉まる20時前後の電車の混雑は明らかに「密」だ 「飲食店の時間短縮」によって帰宅時間が圧…

学問を変えたカント

哲学の話は難しいと感じる人も多いだろうと思う まあ実際に難しいのだから仕方ない 哲学者の名前、ソクラテスだのヘーゲルだのニーチェだのサルトルだのと名前だけは誰でも知っている思うのだが、実際に何をした人かというのは知られていない 知られていない…

そこにある科学と信じるという宗教

「そのようなものを信じるというのは科学的ではない」という言い方をする人がいる この言い方自体がとてもナンセンスなのではなるが、それについてなるべくわかりやすく説明する 科学的であるとは「そこにある事実」であり、人間が目で見たり触れたりして捉…

熊の話

よくこういう話を聞く 「人間の開発によって熊の生息域が脅かされた結果として熊が街に降りてくる」と・・・ それっぽい話に聞こえるが冷静になって考えてみればおかしな話である 例えば10頭の熊が生息できる面積の土地があるとする そこに11頭目の熊が生ま…

芸術の定義

芸術の定義について確定した「コレ」というものはない よく「これは芸術だ」とか「こんなの芸術ではない」とか議論されるが、かなり不毛だと思う なぜなら確定した「コレ」を覆そとする芸術家が必ず出てくるからだ なので芸術の定義について過去に何度も論争…

ネット議論

「反論か?誹謗中傷か?」という判断は難しいと言われる 実際に難しいといえば難しいのだが、そもそも「反論か?誹謗中傷か?」ということを判定しようとする事自体に無理がある というのは「反論か?誹謗中傷か?」という判断は当事者がするものではないか…

言論と名誉毀損

「言論者は誹謗中傷に耐え続けなければならないのか?」 これに対する回答は一つ 「言論者は反論に対して再反論もしくは説明をもってして、自らの正しさを証明しなければならない」 ということだ つまり「言論者」は「言論」によってのみ自らの正当性を証明…

十河信二と新幹線

国鉄の官僚主義 - 時事備忘録 つづき 十河信二は国鉄の近代化こそ鉄道を救う道であると考えていた その目玉が「新幹線計画」であり「動力近代」とともに国鉄再生の柱と位置付けた しかし、そのためには資金がいる 十河は赤字が確定している新規路線建設を拒…

国鉄の官僚主義

国鉄の権限と政府 - 時事備忘録 つつき 国鉄は公社化したとはいえ内部は完全に官僚主義であった 多くの国鉄官僚は自分の仕事を滞りなく終わらせ、序列通りに出世することだけを望んだ 鉄道は斜陽産業でありいずれ自動車や飛行機にとって代わられる 国鉄改革…

国鉄の権限と政府

労働組合の左傾化と国鉄 - 時事備忘録 つづき 国鉄倒産の2つの大きな要因の一つである労働組合について話したが、今回はもう一つの要因である国鉄財務についてである 労働問題よりこちらのほうが、国鉄倒産に対してより直接的で、より深刻な問題であった 国…

労働組合の左傾化と国鉄

「日本国有鉄道」発足と終戦直後の状況 - 時事備忘録 つづき 戦後、ソ連は共産主義の世界展開を進めた 当初、GHQは日本の民主化を進めるため、共産党を含む左派勢力の拡大を容認していた しかし、ソ連の動きが顕在化してきたことに対する危機感から、徐々に…

定義がなければ議論はできぬ

コンビニの100円コーヒーが旨いか不味いかという話になった 「コンビニのコーヒーなんて不味くて飲めない」と言う これは主観であり絶対基準なのだから、別に好みは好き好きでいいという話になる しかしこれを客観的で相対的な議論となるとそれでは終わらな…

愚民について

「世の中は愚民だらけで馬鹿ばかり」と思っている人がいる ただ知っておいてもらいたいのは、世の中で一番の愚民はそう思ってる本人自身であるということ 自分に理解できないことをする人間は「愚かだから」と一言で切り捨てて思考が終了してる時点で、世の…

思想の著作権

本来、思想というものに著作権など存在しない 著作権は知的財産権の一種であり権利としては比較的新しい権利である 目的は創作者の権利の保護であり、商業的な意味合いも強い 苦労して何かを作り上げたことに対して、他人が労力や対価を払わず利益を得るとい…

ブログについて

自分が書いたものはブログであれツイートであれ自由に使ってもらって構わない 使う価値があるかどうかは知らないけれども・・・・ 思想というものには著作権は存在しないし、そもそも自分の思想は0から考えだしたものでもない だいたいどんな思想であっても…

ボッタクリな居酒屋

「ボッタクリ居酒屋」は新宿、渋谷、池袋辺りなら割と普通ではある 関西は土地勘がないが梅田、難波も同様と聞く サービス料だの座席料だの週末料金だの年末料金だの、それだけで数千円なんてところも普通にある 周辺店舗との値下げ合戦の末に、料理の値段を…

「日本国有鉄道」発足と終戦直後の状況

「日本国有鉄道」の成り立ち - 時事備忘録 つづき 「日本国有鉄道」は企業として合理的な経営と収支均衡を求められた しかし日本は終戦直後の混乱期である 当時、外地からの引揚者などが大量に帰国し人口は一挙に8000万人を突破ていた さらに戦争による生産…

「日本国有鉄道」の成り立ち

「分割民営化」という名の「国鉄倒産」 - 時事備忘録 つづき 1945年終戦。日本は連合国軍の占領下におかれた GHQは肥大化した行政組織が日本を軍国主義に向かわせたと考え、議会の権限強化。中央官庁の整理解体。民主化を強力に推し進めていった これには「…

「分割民営化」という名の「国鉄倒産」

よく「国鉄が分割民営化していなければどうなっていたか?」という議論を聞く しかしこの議論自体が実にナンセンスなものであるかは、当時の国鉄の状況を知ればわかる 国鉄は分割民営化した訳ではない 国鉄は債務超過で「倒産」したのだ 「分割民営化」は「…

不動産投資について思うこと

「不動産投資で不労所得」よく聞く話である 一方で「不動産投資で自己破産」これもよく聞く話である もちろん不動産投資は専門ではないのだが、以前より不思議に思っていたことがある 例えば魚屋さんは卸から仲卸が買い付け、小売が仲卸から買い付けて店でお…

令和三年 元旦

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願い致します

大晦日の慣例

いつからだか忘れたが、毎年の大晦日に神社参りをするようになっている いつもは明治神宮を最後の締めにするのだが、今年は終夜やらずに4時に閉めるとのことで最初に明治神宮へ行くことにした 明治神宮 4時に閉めてしまうせいなのか、普段とあまり変わらな…

越後湯沢にて

群馬県 水上駅 トンネルを抜ける前にすでに雪国であったが、トンネルを抜けて新潟県に入ると圧倒的に雪国であった トンネルを抜けて新潟県に入る 越後湯沢駅 越後湯沢に着いて雪を見がてら散策でもと途中下車してみたのだが しかし駅の土産物コーナーを先に…

色の話

オフセット4色印刷というものがある これはC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)のインクを重ねて刷ってカラーを表現する印刷である オフセットの印刷物をルーペで覗くと分かるがCMYKのインクの点(ドット)が見える 一般のオフセット印刷で…

文字の話

SNSで小学生の答案に「バツ」がつけられていて「解答は合っているのに文字の書き方で「バツ」がつけられているのはおかしい」という話が話題になっていた その事自体は色々と意見があるだろうが、それは置いておいて「正しい文字とはなにか?」という話をし…

「弱肉強食」と「弱者救済」

「弱肉強食」という言葉がある 「弱いものが死に強いものが生き残る」という意味で、最近はあまり使われない言葉だが、それでも好んで使う人はいる しかし最近は「弱肉強食」という言葉はツッコミどころが多い言葉ではなく「適者生存」という言葉を使う人が…

結論から理屈を作り出す人と議論してはいけない

よく「SNSは議論に向かない」という人がいる しかしそういう人は概ねその人自身が議論に向いてない人であることが多いように思う そもそも議論はより良い答えを導き出す為にあり、他人を貶める為にするものではないのだが、これを理解していない人がよく言う…

人類の進歩はどこまで来たのか

「人類の進歩は行き着いてしまった」という人がいるのだが、このように考える人は思い上がりも甚だしいと思う たぶん今から100年後の未来の人々から現代人のことを見れば「昔の人はバカだった」と思うだろう 何故なら人類は今まですっとそうだったからだ 実…

共産主義とは何か?

先に断っておくとこれは「ネタ」です 「コミュニズム」という言葉の元となったのは「コミュニティ(共同体)」であるのだが、正直なとこ多くの人が明確にこれが「共産主義」だというものがよく分からないでいるのだと思う。 唯物史観だとか無神論だとか、マ…