時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

金は天下の回りもの

日本は貧しくなったわけでもお金がないわけでもなく、あるところに停滞して流動してないだけ

日本の個人資産は1800兆円ありこれも年々増加の一途である

これは国民一人あたり約1400万円の資産があることになる

これが一家4人家族なら5600万円の資産がある

 

また日本は世界中に債権を持つ債権国であり、日本全体(平均)では世界有数の金持ち国だといえる

しかし振り返ってみて大抵の一般家庭には5600万円の資産なんてないし、債権も持ってない

 

一説によれば日本の個人資産の8割は60歳以上の人が持っているといわれる
つまりは60歳以下の日本人で残り2割を奪い合ってる状況だといえる

これこそが景気停滞、ゼロ成長。デフレの原因である
最大の問題はお金がない事ではなくお金が循環していないことなのだ

 

ここで勘違いをしてほしくないのはお金持ちや老人自体に問題があるのではなく「お金が貯め込まれている」状況が問題ということだ

日本ではとかく散財する金持ちは叩かれるのだが、散財し豪遊する金持ちは良い金持ちなのである

 

また同じような事に公務員叩きがあるが、公務員の給与を減らしても誰も得はしない。消費を減退させるだけである

天下り役人の高給は確かに問題である

しかし「公務員の給与を減せ」という声で真っ先に削られるのは天下り役人ではなく下っ端の現場職員なのだ

公務員叩きをしても若手の給与が削られ派遣に置き換わるだけで天下り役人が減るわけではない

重要なことはお金が使われ循環する仕組みを作ること

金持ちを叩いたり無駄を批判したりして消費を萎縮させれば、回り回って自分たちが苦しくなるだけである

 

「金は天下の回りもの」とはよく言ったものである