政府財政を出すことの目的
国が財政を出すというのは(減税含む)手段であって目的ではない
目的は資産の偏りを是正して国内にお金の循環を作ること
これがデフレ脱却なのだが、財政を出すというのはみんな抱え込んで使わないから「政府」が先頭を切って大盤振る舞いしましょうということである
本来あるべきは「若者が稼いで老人を養う社会」であるはずなのだが、現実は「老人が溜め込み若者が疲弊する社会」となっている
「老後に2000万円の資産が必要」という試算が大炎上したのを覚えている人も多いだろう
だが、それ以前に考えるべきは「2000万円は何もしてくれない」ということではないだろうか
このあいだ「介護職は底辺」と言われて憤慨していた介護職の人を見た
しかし実際に給与面において「介護職は底辺」である
介護職は誰でもできるような職業ではないのだが、給与面において「介護職は底辺」なら少子化が進む現代。誰も介護職になろうとはしないだろう
介護職がいないのなら「2000万円」など溜め込んでも何の意味もない
介護をするのは人なのだから
経済を回し成長を促進しお金の循環を作り、消費を促し出生率を上げて「若者が稼いで老人を養う社会」を作る
そして「若者が稼いで老人を養う社会」を目指す為の手段の一つが財政出動である
「老人が溜め込み若者が疲弊する社会」から「若者が稼いで老人を養う社会」へ
これができなければ日本は終わるだろう・・・