時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

脱炭素社会が生み出すもの

脱炭素社会の推進は最終的に世界を破壊すると思っている

なぜかといえば「脱炭素社会」とはブルジョア(金持ち)の道楽に過ぎないと思っているからだ

今後、人類はコストを負担できる極少数の人間と負担できない大多数の人間に別れていくだろう

「脱炭素社会」についていけない人々、特に貧困層はどうやって生きていくのだろう

赤字に悩む中小零細はどうやって全ての設備を更新するのだろう

 

虚業社会のブルジョアな人々は「赤字に悩む中小零細企業」を本来は淘汰されるべき企業だという

だが身の回りにあるものの多くがその中小零細に支えられているという事実をどう考えているのだろうか?

ただでさえ大手企業はコストカットの為に必要な実務を低コストで外注に押し付けている

「赤字に悩む中小零細企業」が淘汰されれば低コストで押し付けていた作業を誰が負担するのか?

これらを全て本社内に取り込むとでも言うのか?

 

虚業と実業という言葉は定義付けが難しいところなのだが、現代は虚業がもてはやされ実業が軽視される世の中なのだと思う

その意味で「脱炭素社会」とは虚業社会の最も行き着いた思想ではないのか

こうした虚業社会のブルジョアな人々は社会を支える実際の労働や技術というものをとことん軽視している

しかし誰がいったい社会を支えるというのだろう

今は便利な世の中だが、それを支えるインフラや労働を無視し続けるならいつかその報いを受ける時がくるのではないか

 

言論人だの知識人だのが明日突然いなくなてもたぶん誰も困らない

でも宅配便の兄ちゃんが明日から一斉にいなくなったら社会が大混乱に陥るのだ