「バイデン VS トランプ」ではない
これを誤解している人がとても多いのだが、バイデンさんもトランプさんも両陣営にとって前面に押し出された神輿に過ぎない
その本体は神輿を押し出した「国民」なんだということ
実際にトランプさんが「やめてくれ」「もうあきらめた」と言ったところで、トランプさんを神輿に担いだ人々は諦めもしなければ担ぐことも止めないだろう
リベサヨ界隈の人たちは「トランプさんが煽っているからおかしなことが起こっている」と思っているようだが、実際はそうではない
不満を持つ人々にとってたまたま都合の良い「トランプさん」という神輿があっただけだ
変わりがいるなら他でも構わない
政治家が先導して国民は騙されるという発想は、わかりやすく安易だから飛びつきやすいし多用される説明だが、実際はそんなことはなく国民に政治家が合わせているだけなのである
国民は政治家に理想を投影しているのであってその政治家の信者ではない
どんなに支持された政治家でも国民の期待を裏切ればすぐさま見捨てられる
リベサヨ界隈の人たちがその結論を受け入れないのは「政治家も国民が騙され」でなく「国民が自らの意思で選んだ」だと「民主主義の結果トランプ大統領が誕生した」という結論を受け入れざるを得なくなるからだろう
なんにしても彼らはトランプさんが煽り「分断」を作ったと思っているようだが、トランプさんが「分断」を作ったわけではなく「浮き彫り」にしてしまっただけだ
「分断」は始めからそこにあったのだ
月並みの言い方ではあるが「パンドラの箱を開けてしまった」のは事実だろう
正直なところ、もうアメリカは元に戻ることはない