時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

不動産投資について思うこと

「不動産投資で不労所得」よく聞く話である

一方で「不動産投資で自己破産」これもよく聞く話である

 

もちろん不動産投資は専門ではないのだが、以前より不思議に思っていたことがある

例えば魚屋さんは卸から仲卸が買い付け、小売が仲卸から買い付けて店でお客さんに売る
もし小売のお店から魚を買って隣りで利益を乗せて売ったら売れるだろうか?

もちろん売れるはずがないのである

 

それならなぜ「不動産屋」という「小売」から買ったものを他人に貸し出して利益が出ると思えるのだろうか・・・

不動産業はどちらかというと、中古車や古本などの古物商に近い業態のようにも思えるが、いずれにせよ一般より安い価格で仕入れなければ利益など出るはずないと思うのが道理ではないか

そして「不動産投資」でよく聞く言葉に「不労所得」というのがあるが、しかし他人より一円でも安く買い付けるということを「不労」でやれるものなのだろうか?

 

まえに転売批判をしたのだが、少なくとも転売屋は、相当な努力とリスクを抱えて商売している

プレミアが付くもの探しだすことや、それを誰よりも早く安く入手することは、かなりの労力が必要だろう

さらに売れ残りリスクも背負っている

利益が出る転売屋になるためには、相当な努力と他人を出し抜く才能が必要なのは確かだ

 

それが「不動産投資」なら寝ていて勝手に利益を生み出すという謳い文句・・・「不労所得」でラクラク儲かると

ちょっと考えれば「ありえない」ことぐらい分かりそうなものなのだが、騙されて破綻する人間がとても多いのも現実である