世界の成長と日本の成長(失われた20年)
「失われた20年」において日本経済はほぼゼロ成長で推移してきた
安倍政権で若干成長したのだが、今回のウイルス騒ぎはその微々たる成長をを吹き飛ばすに十分なマイナスになるだろう
さて「失われた20年」において世界はどうであっただろうか?
ここで各国名目GDPの1992〜2012の比較をしてみる
1992 2012
日本 495兆円 → 494兆円
アメリカ 6.5兆ドル → 16.1兆ドル
ドイツ 1.5兆ユーロ → 2.7兆ユーロ
イギリス 0.7兆ポンド → 1.7兆ポンド
フランス 1.1兆ユーロ → 2.0兆ユーロ
イタリア 0.8兆ユーロ → 1.6兆ユーロ
韓国 277兆ウォン → 1440兆ウォン
中国 2.7兆元 → 53.9兆元
韓国、中国は置いておくとしても、先進国は低成長と言われながら、20年でほぼ名目GDPを2倍にしている
もし日本が20年で他の先進国なみかそれ以下でも成長していたならば、今の日本のGDPは余裕で800兆円を超えてるはずである
これはどういうことだろか?
仮にGDPが日本の800兆円ならば税収は一般会計でも100兆円を超えていたはずである
これは「将来不安」という言葉で増税を強行し歳出や投資を抑えた結果ではないのか?
例えるなら「節約といってあらゆる出費を削ったあげく定期代まで削って無職になる」みたいなもの
「脱成長」死に至る病
https://takashi7zzfe.hatenablog.com/entry/2020/11/20/172442
でも書いたが「収入を増やそう」ではなく「出費を抑えよう」という発想が何を生み出すのか
借金を減らすために収入を減らしたのでは本末転倒ではないのか?
しかも借金を減らすために収入を減らした結果として借金は増えているという事実
「失われた20年」という結果が示すものは明白ではないのか?