時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

判断の基準を「属人的」なものに置く人間の価値判断は信用できない

判断の基準を「属人的」なものに置くとは「誰それが言っているから正しい」とか「誰それのやっていることだから間違いだ」ということだ

行っている事自体や言動の内容ではなく「誰が」を判断の基準に置く人間がいる
これは頭の良さや知識の量などには一切関係がない

 

本来、価値の判断は言ったことやったこと自体に対してなされるべきものだというのは、敢えて説明しなくてもいいだろう

当たり前すぎるくらい当たり前のことだから・・・

 

しかし実際には「好き嫌い」だけでなく「敵か味方か」「身内か他人か」を善悪の判断基準にしている人間が多いのである

こうした価値判断は「ダブルスタンダード」と言われるものを生み出す温床であり、いかに理論武装しよともその理屈は最終的につじつまが合わないものになっていく

根拠もなく正しいものが先にあり、後付で理屈を構築していけば、いずれ破綻するのは同然の帰結であろう

 

ただ人間は感情に引っ張られる生き物なので、個別の人格に対する好き嫌いで物事の価値判断をしてしまうことは誰にでもある話ではある

だが、そうした判断は大概の場合は間違いであり、結果として正しかったとしても根拠が個人の感情である時点で説得力をもちえない

 

だからこそ誰しも自分の価値判断に「属人的なものが混ざってないか?」を常に確認する必要があるのだ

良いことは敵であっても良いことであり、悪いことは身内であってもダメなこと

当たり前の話である