時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

統治の正統性

アメリカ大統領選挙が混乱している

しかしバイデンさんがなるにせよトランプさんがなるにせよ、それとは関係なくアメリカ大統領の「正統性」が失われたということが今回の最大の問題なのだと思う

「正統性」が失われると何が問題かと言えば、政策実行に対して「ズルして大統領になった人」が常に意識されるようになり、政策立案に対してそれが意識されるようになる

となればあちらにお伺いを立てこちらに頭を下げて「リーダーシップ」どころのではなくなるのだ

これはアメリカだけでなく、菅さんの年明け解散説が言われるのも選挙に勝ってない総理は基盤が脆弱であり、習近平さんが強硬姿勢を崩さないのも、強い主席を見せなければいつ寝首を取られるかわからんからだ

 

「統治の正統性」は王権神授説から社会契約説へと主に哲学領域での議論が行われてきたが「統治の正統性」自体は大昔から人類社会に変わらすに存在する重要な概念だ

 

いつの時代、何処の国においても、その国の制度や文化にも関係なく「統治の正統性」というものは社会安定の為にはもっとも重要な要素であるということだ