時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の成長と日本の成長(失われた20年)

「失われた20年」において日本経済はほぼゼロ成長で推移してきた 安倍政権で若干成長したのだが、今回のウイルス騒ぎはその微々たる成長をを吹き飛ばすに十分なマイナスになるだろう さて「失われた20年」において世界はどうであっただろうか? ここで各国名…

「司法」の信頼性

「推定無罪」というのは本来は権力に対して不利な市民のための制度である 「推定無罪」とは権力側が犯罪を証明できなければ市民側の勝ちであり、市民側が無罪を証明する必要はないというもの 国家権力と個人の力関係から生まれた民主司法の大原則だ しかし権…

ボッタクリな居酒屋

「ボッタクリ居酒屋」は新宿、渋谷、池袋辺りなら割と普通ではある 関西は土地勘がないが梅田、難波も同様と聞く サービス料だの座席料だの週末料金だの年末料金だの、それだけで数千円なんてところも普通にある 周辺店舗との値下げ合戦の末に、料理の値段を…

国はどこまで借金できるか

「このまま借金が膨らめば日本は破綻する」と言われて30年くらいたつ この30年間で借金は1000兆円を超えたが国の財政は破綻する気配すら見せない 30年間言い続けてそうならないのなら、普通は「嘘つき」と言われても仕方ないと思うが、この件に関しては嘘を…

国の借金が増え続ける理由

よく「国は無駄遣いをして借金を増やした」という話を聞く しかし「国が無駄遣いをした」ということについて、数字で説明したものを自分は見たことがない たとえば「バラマキ」と批判される「公共事業」だが、現在その金額は最盛期の半分以下となっている 「…

消費税とは

消費税とは「安定財源である」とよく聞く言葉だ では「安定財源」とはなにか? つまり好景気でも不景気でも税収は一定であるということである 少し想像してほしい 干ばつが起きて農作物がまったく育たない年があったとする しかし年貢は例年通り まさに政府…

「日本国有鉄道」発足と終戦直後の状況

「日本国有鉄道」の成り立ち - 時事備忘録 つづき 「日本国有鉄道」は企業として合理的な経営と収支均衡を求められた しかし日本は終戦直後の混乱期である 当時、外地からの引揚者などが大量に帰国し人口は一挙に8000万人を突破ていた さらに戦争による生産…

「日本国有鉄道」の成り立ち

「分割民営化」という名の「国鉄倒産」 - 時事備忘録 つづき 1945年終戦。日本は連合国軍の占領下におかれた GHQは肥大化した行政組織が日本を軍国主義に向かわせたと考え、議会の権限強化。中央官庁の整理解体。民主化を強力に推し進めていった これには「…

「分割民営化」という名の「国鉄倒産」

よく「国鉄が分割民営化していなければどうなっていたか?」という議論を聞く しかしこの議論自体が実にナンセンスなものであるかは、当時の国鉄の状況を知ればわかる 国鉄は分割民営化した訳ではない 国鉄は債務超過で「倒産」したのだ 「分割民営化」は「…

不動産投資について思うこと

「不動産投資で不労所得」よく聞く話である 一方で「不動産投資で自己破産」これもよく聞く話である もちろん不動産投資は専門ではないのだが、以前より不思議に思っていたことがある 例えば魚屋さんは卸から仲卸が買い付け、小売が仲卸から買い付けて店でお…

「倫理観」というおかしな主張

「倫理観」という言葉を最近やたらと耳にする 「倫理」とは何かについては昨日話したが、要するに人間が社会生活を円滑に行うための規範でありルールである そして「観」とはなにか? だが、これは察する力のことである すなわち「倫理観」とは「空気読め」…

道徳と倫理

「道徳」と「倫理」はよく使われる言葉であるが、具体的にこの違いを理解して使っている人はどれくらいいるのだろうか さきに結論を書いておくと 「道徳」とは「教え」である 「倫理」とは「人間社会のルール」である もう少し説明すると「道徳」は神様であ…

「バイデン VS トランプ」ではない

これを誤解している人がとても多いのだが、バイデンさんもトランプさんも両陣営にとって前面に押し出された神輿に過ぎない その本体は神輿を押し出した「国民」なんだということ 実際にトランプさんが「やめてくれ」「もうあきらめた」と言ったところで、ト…

アメリカ リベラル左派の誤解

少し前に「選挙は民主主義の根幹でその信頼性が揺らぐことは民主主義の危機」という話をしたと思う ただ、こうやって現実に起こると改めて考えさせられるものがある たとえばリベラル左派のメディアやFBやTwitterが自らの正統性を主張しても、それを聞いた人…

アメリカの今後

今後のアメリカについて個人的な予想をしてみたい ここまでは予想通りというか想定内というか・・・まともに収まる訳がないと思っていたのだが トランプさんに関してはほぼ終わったと思ってる 政治家というのは日和見だから共和党の政治家たちもトランプさん…

「言論の自由」と「言論統制」

トランプ大統領のアカウントが停止されたということが話題になっている SNSの運営が自己の判断で言論の統制をすることが許されるのかということだ 「個人企業の自由だろう」という意見もあるが、SNSを運営する企業は「プラットフォーマー」として、アメリカ…

言論の自由とは

「言論の自由」とは民主主義の根幹である などということはわざわざ言うまでもない事だと思う しかし昨今、どうにもこれを理解してない人を度々見かける ということで「言論の自由」とは何か? についていま一度考えてみたい 「言論の自由」とは憲法で保障さ…

バイデンさんに対する現時点でのまったく個人的な主観による感想

これまでのバイデンさんの発言をみれば、状況の深刻さを理解しているようにみえる バイデンさん自身は民主党であれ共和党であれ古き良きアメリカを取り戻そうという思想の持ち主なのだろう こうしてみるバイデンさんは、共和党的(保守)な思考の民主党の大…

新型コロナウイルスについて思うこと

ウイルスの感染力と病状は反比例するものだが、今回の新型ウイルスもどうやら同じ経過をたどるらしい 変異が発見されたとマスコミは大騒ぎするが、変異は概ね弱毒化しているようだ これも考えれば「弱毒化=感染拡大」という話なのだろう 当然の話だがウイル…

軍事力について少しだけ詳しく説明

軍事力には大きく「制圧力」「抵抗力」「抑止力」がある 「制圧力」は軍事力の本質であり「他者に自らの意思を強要する力」である 「制圧力」は要するに「攻撃力」であるが、あえて「制圧力」するのは軍事力が相手を屈服させることにあり、攻撃だけではなく…

戦争と軍事力

昨日の少しだけ続き 「戦争とは政治以外の手段を持って行う政治の一部である」 これは「戦争論」でグラウゼヴィッツが言った言葉だ 戦争とは国際政治(外交)以外の手段の国際政治(外交)の延長線上にあり、政治目的を達成する手段の一つとして存在する そ…

外交・軍事を軽視する日本のアカデミズム

坂本龍一氏「戦争は外交の失敗と定義されている。攻めてきたらどうするんだという人がいるが攻められない様にするのが日々の外交の力。それを怠っておいて軍備増強するのは本末転倒」 これを聞いて「日本もここに極まった」と今更ながらに再認識した 言うま…

裁判の誤解

裁判結果に納得がいかなかったり不当判決だという人がいる これらの原因に裁判の仕組みやマスコミの偏向報道などがあり、いよいよ混乱する訳だが、この混乱を避けるためには基本中の基本を抑えておく必要があると思う裁判というのは基本的に「救済」を目的と…

高福祉国家の幻影

【現場から、新型コロナ危機】スウェーデンで見捨てられた高齢者https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4150148.htmlそもそもこれが「スウェーデン流」なのだが・・・「欧州の国々は高福祉で医療が無料で・・・」と得意げに言う人がいるが実態はこれで…

大國魂神社

正月三が日に小難しい話もどうかと思うので初詣の話をする 夕方くらいになれば人でもすくなからろうと、初詣にでかけた 地元の神社でも良かったのだが、買い物ついでに府中にでることにする 府中といえば武蔵国の総社「大國魂神社」である 武蔵国 大國魂神社…

令和三年 元旦

あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願い致します