時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後の政党の変遷

戦前の政党は「政友会」と「民政党」のほぼ二大政党であった 「政友会」は現代日本で言う保守寄りの政党であり「民政党」は現代日本で言うリベラル寄りの政党ということになるのだが、どちらも現代の「自民党」のルーツである 「自民党」は1955年、いわゆる5…

都合のいい線引をする人

フェミナチの話の流れで面白い理屈を聞いた なんでも「萌え絵は害悪だがアメコミは健全」というものだ 懸命に屁理屈を並べる様はなかなか滑稽なものがあった 萌え絵に限らずこの様な自分に都合のいい線引をする人というのがいる たとえば「ネトウヨ」なるも…

よくわからない空気感

緊急事態宣言が一応解除になったようだ 振り返れば緊急事態宣言というのはどうにも飲食店の時間短縮のことらしい このところ夕ラッシュ時の混雑が酷い 特に飲食店が閉まる20時前後の電車の混雑は明らかに「密」だ 「飲食店の時間短縮」によって帰宅時間が圧…

学問を変えたカント

哲学の話は難しいと感じる人も多いだろうと思う まあ実際に難しいのだから仕方ない 哲学者の名前、ソクラテスだのヘーゲルだのニーチェだのサルトルだのと名前だけは誰でも知っている思うのだが、実際に何をした人かというのは知られていない 知られていない…

そこにある科学と信じるという宗教

「そのようなものを信じるというのは科学的ではない」という言い方をする人がいる この言い方自体がとてもナンセンスなのではなるが、それについてなるべくわかりやすく説明する 科学的であるとは「そこにある事実」であり、人間が目で見たり触れたりして捉…

お金持ちについて

お金持ちに対してある種の悪感情を抱く人がいる 特に豪勢にお金を使う金持ちに対して嫌悪感を抱く人が多いようだ しかし、チョット待ってほしい お金を散財する金持ちの何がいけないのだろう? 彼らが使ったお金は回り回ってあなたの給料になるのである 何が…

熊の話

よくこういう話を聞く 「人間の開発によって熊の生息域が脅かされた結果として熊が街に降りてくる」と・・・ それっぽい話に聞こえるが冷静になって考えてみればおかしな話である 例えば10頭の熊が生息できる面積の土地があるとする そこに11頭目の熊が生ま…

専門家の専門性

ネット上で医療の専門家でもないのに病気について語ったり、法律の専門家のでもないのに法律について語ったり、軍事の専門家でもないのに軍事について語ったりする人をよく見かける 聞くところによれば、実際の診察でも医師の診断にネット記事を持ち出し意見…

芸術の定義

芸術の定義について確定した「コレ」というものはない よく「これは芸術だ」とか「こんなの芸術ではない」とか議論されるが、かなり不毛だと思う なぜなら確定した「コレ」を覆そとする芸術家が必ず出てくるからだ なので芸術の定義について過去に何度も論争…

インフレとデフレの意味

インフレとデフレを考える際に基本的なことを常に頭においておく必要があるこんな話を聞いた 「デフレになれば給料も下がるが物価も下がるので問題ない」という 確かにその通りではあるのだが、これは「インフレになれば物価も上がるが給料も上がるので問題…

ネット議論

「反論か?誹謗中傷か?」という判断は難しいと言われる 実際に難しいといえば難しいのだが、そもそも「反論か?誹謗中傷か?」ということを判定しようとする事自体に無理がある というのは「反論か?誹謗中傷か?」という判断は当事者がするものではないか…

言論と名誉毀損

「言論者は誹謗中傷に耐え続けなければならないのか?」 これに対する回答は一つ 「言論者は反論に対して再反論もしくは説明をもってして、自らの正しさを証明しなければならない」 ということだ つまり「言論者」は「言論」によってのみ自らの正当性を証明…

裁判所は「真実」を明らかにする場所ではない

まず裁判に対する基本的な誤解がある 裁判は「正しさを証明」する場所ではなく「被害を救済」する場所 つまり裁判に勝っても「正しさを証明」することはできない なにか問題が発生した現場に判事も検事も弁護士も居合わせたわけではない だから本当の真実な…

十河信二と新幹線

国鉄の官僚主義 - 時事備忘録 つづき 十河信二は国鉄の近代化こそ鉄道を救う道であると考えていた その目玉が「新幹線計画」であり「動力近代」とともに国鉄再生の柱と位置付けた しかし、そのためには資金がいる 十河は赤字が確定している新規路線建設を拒…

国鉄の官僚主義

国鉄の権限と政府 - 時事備忘録 つつき 国鉄は公社化したとはいえ内部は完全に官僚主義であった 多くの国鉄官僚は自分の仕事を滞りなく終わらせ、序列通りに出世することだけを望んだ 鉄道は斜陽産業でありいずれ自動車や飛行機にとって代わられる 国鉄改革…

国鉄の権限と政府

労働組合の左傾化と国鉄 - 時事備忘録 つづき 国鉄倒産の2つの大きな要因の一つである労働組合について話したが、今回はもう一つの要因である国鉄財務についてである 労働問題よりこちらのほうが、国鉄倒産に対してより直接的で、より深刻な問題であった 国…

労働組合の左傾化と国鉄

「日本国有鉄道」発足と終戦直後の状況 - 時事備忘録 つづき 戦後、ソ連は共産主義の世界展開を進めた 当初、GHQは日本の民主化を進めるため、共産党を含む左派勢力の拡大を容認していた しかし、ソ連の動きが顕在化してきたことに対する危機感から、徐々に…

ワクチンについて

ワクチンの問題はワクチンは必ず一定数の副反応があるということである 副反応の被害より効果のほうが遥かに大きいのであれば、ワクチン接種に意味がある しかしメディアはこうした客観的な思考ができない層を狙い撃って不安を煽る これに対する対処法はデー…