時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

新大統領と米国の世界戦略

良いことか悪いことかといえば悪いことではあるのだが、アメリカ大統領に誰がなるかは今後のアジア太平洋においてはあまり重要ではない

何故かといえば東シナ海で何かをする主導権は既に中国側にあってアメリカ大統領には無いからだ

つまりは先手の習近平氏が南シナ海東シナ海で行動を起こす場合には、後手の米大統領は誰であっても対処方法にほとんど選択肢がない

バイデンさんのこれまでの発言から欧州〜中東重視(そもそもアジア極東地域の認識や興味自体が薄い)という事が読み取れる

しかし東シナ海南シナ海を中国に抑えられたら中東重視どころの騒ぎではなくなる

アメリカがハワイやサンディエゴから中東へ、アジアを通らず直接行ける「どこでもドア」でもあるのなら別だが・・・

 

未だに「日本はアメリカのポチだ」という識者がいるが、実際この4年間は安倍さんがトランプさんの尻を叩き続けてようやくこの状況な訳で、今後も引き続き日本が尻を叩き続けないとのろまな米大統領は何も出来ないだろう

 

日本人はもちろんアメリカ人でさえ知らない人が多いのだが、米国の世界戦略の半分はヨコスカが担っている

 アメリカがヨコスカを捨てるというのは世界の半分を捨てるということなのだが、バイデンさんがそれを理解しているようには言動からは読み取れない

もっともそれを「理解してない米大統領ってどうなの?」とは思うが・・・

とはいえトランプさんも当初はまったく理解してなかった訳で、バイデンさんも外交の専門家の触れ込みだが、まったく理解してないという意味で初期のトランプさんとほとんど違いがないということだろう

 

バイデンさんが極東アジアの重要性を理解しているかどうかはたいした意味はない

バイデンさんが大統領になるとしたら、近い将来に習近平氏によって横っ面を思いっきり叩かれることになるからだ

日本がどうこうしなくても中国がバイデンさんにその愚かさを教えてくれるはずだ

さすがにバイデンさんも気づくだろ

 

もっともその時は手遅れかもしれんが・・・