SDGsに対する疑問(その1)
「SDGs」とは「持続可能な開発目標」の略称である
17の目標が掲げられており、1つ1つの内容には「なるほど」と思うようなものが並んでいる
しかしどうにも腑に落ちないのである
企業はこれらの目標を目指す姿勢(達成するとは言ってない)を示すことで企業イメージを高め
教育現場は「SDGs」を取り込むことで啓蒙活動を進める
つまり「SDGs」を取り込まない企業は悪であり、取り込まない教育をダメであるということだ
これは新たなる社会正義であり、従わぬものは社会から排斥されるということだろう
さてここまで説明すると「胡散臭さ」が増してきたように思うが、そこで具体的な内容について見てみよう
17の項目は以下の通りである
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロ
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなに そしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任 つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさも守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
なるほど素晴らしい目標が掲げられている
しかし現実をみると貧困も飢餓も存在するし、健康と福祉を享受できる人間はほぼ先進国の人間に限られる
朝日新聞の記事によれば
世界の富の82%、1%の富裕層に集中
とあるのだが、このSDGsを考えて採択した人々は、この1%の富裕層なのである
これは何かのギャグだろうか?
自分たちの富を貧困と飢餓に苦しむ人々にバラ撒けば、容易に目標が達成できるのではないのか?