自動化と人員過剰
「社会の自動化とAI化が進めば人間がいらなくなる」
よく聞く話である
しかし本当にそうなるかについては色々疑問がある
例えば「トラックは自動化されトラックドライバーは不要になる」という事を得意げに言う人がいる
けれども今はどこでも荷役は荷主ではなく、トラックドライバーに押し付けている現状がある
これは力関係が荷主よりトラックドライバーのほうが弱いからであるが、ドライバーがいないトラックがきたら誰が荷物の積み込みをするのだろう
荷主が人を雇ったり自動化の為のプラットフォームに莫大な設備投資するとは思えない
なぜならドライバーに押し付ければ積み込みコストはタダであるからだ
いままでタダであったものについて自分からお金を出そうとする人はいるのだろうか?
「自動化」というのは人件費コストの増大という圧力から技術への投資が生まれ、新しい技術が進歩するものだと思う
しかし人件費コストの増大という圧力を下げる方法は「自動化」だけではない
「奴隷化」という人権さえ無視すれば遥かに安価でもっと楽な方法があるのだ
つまり人権さえ無視すれば、研究開発や設備投資に莫大なコストを支払う必要などないのである
さて、人件費削減のためならブラック業態を放置する大企業。「外国人研修制度」なる奴隷移民政策を推し進める政府。チベットやウイグルでの人権弾圧を無視するどころか中共政府のためなら人権弾圧の事実隠蔽に進んで加担するグローバル企業。既得権益におもねり報道しない自由を行使するマスコミ
社会の「自動化」が進めば人間がいらなくなる?
社会の「奴隷化」が進んで人権がなくなるの間違いではないのか?