原発賛成派ではない理由
反原発というほどではないが、自分は基本的に原発賛成派ではない
その理由について説明したい
福島で事故が起きた時、東電役員が一列に並び頭を下げた
しかし、あの役員の中で技術畑の人間は一人もいなかった
みな、文系でほぼ東大という電力会社とは何かを考えさせられる役員の構成だ
これは一体どういうことだろうと
当時、東京電力の会長であった勝俣氏は「コストカッター」との異名をもっていた
そして会長にまで上り詰めた彼がカットしたコストの代償はいかほどのものだったのだろう
あの事故から多くの技術的問題は解決し安全対策は大幅に強化されたのだが、組織の方はどうだろうか
聞くところによれば、原子力行政における国の権限が大幅に強化された結果として、官僚が権力を傘に技術者や研究者に圧力を掛けているという
あの原発事故は、津波や地震が原因でもなければ技術的な問題でもなく「組織腐敗」が原因だったのではないか?
「人間が間違わなければ機械は悪さはしない」という言葉を聞いた
技術は進歩する。人間は改善されたか?