芸術の定義
芸術の定義について確定した「コレ」というものはない
よく「これは芸術だ」とか「こんなの芸術ではない」とか議論されるが、かなり不毛だと思う
なぜなら確定した「コレ」を覆そとする芸術家が必ず出てくるからだ
なので芸術の定義について過去に何度も論争が起きてきたが、都度新しい概念が出てきて未だコレというものがないのである
それを踏まえて個人的に芸術の定義を問われれば「本人が芸術と言い張れば芸術」ということだと考えている
ただ「芸術」は表現者と鑑賞者の相互作用によって成り立つものという本質的な定義から「芸術」は評価評論されて初めて「芸術」だといえるのだろう
ゆえに批判を受け入れない芸術は芸術ではないのだ
さて、芸術にはざっくりと古典芸術、現代芸術、大衆芸術とある
これもカテゴライズは様々あってハッキリ分けられるというわけではないが、とりあえずざっくり3つあるとしておく
中でも現代芸術は難しいという人が多いので簡単に説明してみたい
現代芸術でもっとも重要なことは「斬新さ」と「オリジナリティ」である
現代芸術は難しいというのも当然で、他人に簡単に理解されるようでは「斬新」でもなければ「オリジナリティ」もない
つまり見たことも聞いたこともない訳のわからないモノに、現代芸術としての価値があるのだ
よく芸術家気取りな人がガラクタを集めて「これが芸術だ」などと言っていたりするのだが、結論からいくと「そんなことをやっている人なら昔から沢山いる」つまり見飽きたものでしかない
「見飽きた」という評価な時点で現代芸術しては価値がないのだ
現代芸術と称しているものの中には「車輪の再発明」みたいなことを恥ずかしげもなくやっている人をたまに見かける
もちろんそんなものに価値はないのである
そう考えるとまったく今までにない新しいものというのは、とてつもなく難しいことだ