時事備忘録

最近物忘れが酷いので・・・

ネット議論

「反論か?誹謗中傷か?」という判断は難しいと言われる

実際に難しいといえば難しいのだが、そもそも「反論か?誹謗中傷か?」ということを判定しようとする事自体に無理がある

というのは「反論か?誹謗中傷か?」という判断は当事者がするものではないからだ

 

「では、誰が判断するのか?」なのだが、ネットでの議論の場合は、それを見ている多くの第三者が個々に判断することになる

当事者同士は相手のことしか見えていないものだが、ネット議論は「公開討論」であり、多くの人がその成り行きを覗いている

 

そしてこれらの人々は議論をしている当事者に感情移入していく

なので当事者は相手に向かってい言ったつもりの言葉が、それを見ていた人たちは「自分が言われた」と錯覚することになる

 

例えば2人のやり取りを見ていた100人が「これは正当な批判だ」と感じていたとして、それに対して「誹謗中傷だ」と発言すれば見ていた100人が「オレが誹謗中傷してると言われた!」と感じて相手の側についてしまう

逆に「バカがイチャモンをつけて粘着しているだけ」と見ている人に思わせることができれば、100人を味方につけることもできる

だから批判に対して「誹謗中傷」の一言で切って捨てるような態度はとても得策とは言えない

 

なんにせよ「多くの人がその成り行きを覗いている」ということを意識していると、少なくとも不必要に状況を悪くする事はなくなるだろう